2014年02月
あきないロボット
ふわああああ!!そろそろ起きるかな!
?!
なんだこいつは・・・・誰だ・・・??
ん??なにか落ちてるぞ・・・
あきないロボットの仕様書・・・・・?
そうか!!思い出したぞ!!
俺は天才だ・・・・!!!
俺は天才なのだ・・・
天才な俺は暇を持て余したのだ・・・
天才な俺はロボットを作ったのだ・・・
全てを極めてしまった俺は暇をつぶすために
ロボットを作ったのだった。天才だからな。
「何かお話をしてよ」
何ィ?!何だこの舐めた口の聞き方はぁ・・・?
これが飽きないロボットなのかぁ・・・・?
ぶっ飛ばしたいところだが、まてよ・・・?!
これがロボットの役割なのかもしれない。
話の道筋を考え、組み立て、そして伝える。
この一連の動作を天才である俺にさせる。
なるほど、よく出来た暇つぶしじゃないか。
ならば乗っかってやろう、天才だからな。
天才である俺は話をすることにした。
天才でエリートである俺は昔話をすることにした。
天才でエリートで万能な俺はみんながよく知ってる昔話をすることにした。
「天才なうさぎと凡才の亀」
天才なうさぎとそこら辺の一般タートルが
山のふもとまでかけっこをするという話だ。
天才的なうさぎはその天才的な心遣いで
勝利を亀に譲るという話だ。
なのに亀は何も知らずに喜んでいる。
そんな話だ。
何が言いたいかというと『天才は凄い』ということだ。
3ヶ月が過ぎた。
「お腹空いた」
このクソ生意気なロボットとの生活は順調だ。
まったくもって飽きない。
そうだな、飯の時間だ。
天才的な俺は料理を振る舞った。
「いただきまーす!!」